罪と罰と唾と蜜 Ⅱ

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2024-05-02 (Thu) カテゴリー

〆.Ⅱ

這いずり回る影

埋まりたがる遺体

飽和する疫病

痛みしかもたらさない政策

スーツ姿の浮浪者

出入り口の無い我が家

穴を開けたがる体

防衛手段としての先制攻撃

やったもん勝ち

中指を突き出す人格者

ゴミ箱に溜まり続けるモラル

真っ黒の広告看板

真っ白なカラスの群れ

試し撃ちする警察官

一度入れば出てこれない病院

白線の外でお待ちください

笑い続けるアナウンス

誤報だらけの号外

独り言が主流の掲示板

むしろ垂直に近い下り坂

支離滅裂な教科書

ご利用は計画的に

取り立ては暴力的に

一人歩きする諭吉

恥を知らない政治家

不倫が文化な芸能人

仕返しせずにはいれない国の長

血で血を洗うアライグマ

ゴミ箱で生まれる赤子

振り切れたままのメーター

OFFしかないスイッチ

発展途上していく上で何をしてもいいとは限らない

2007-01-04 (Thu) カテゴリー[詩]終わりの始まり
トラックバック　＆　 4コメント

ＣＯＭＭＥＮＴ　＞ＪＵＭＰ　ＴＯ　ＣＯＭＭＥＮＴ　ＦＯＲＭ

無題

限られた寿命の中
人は‘ﾏｲﾅｽ’と云う富の方向へ...
逆らう程に美徳なｲﾏ

ﾐﾝﾄ 2007/01/05(Fri)00:03:55 ＥＤＩＴ

裏と表

マイナスがあるということはプラスがある
逆らうということは流れがあるということ
全ての物事･事象には必ず裏と表がある
それも意識の持ちようによってであり、表という概念があるからこそ裏があるといえる
しかし、あらゆることは符号しないのである
人間の不完全さの象徴
故に美徳という意識が生まれるのかもしれない

了 URL 2007/01/05(Fri)03:06:30 ＥＤＩＴ

無題

果たして何人の者が
‘ﾏｲﾅｽ’を認識してるだろうか

認識無き者が‘ﾌﾟﾗｽ’に気づくだろうか

常に裏裏の裏を見れるのは‘ｲﾏ’では勝者と呼ぶべき人かな‥…

ﾐﾝﾄ 2007/01/05(Fri)08:21:09 ＥＤＩＴ

無題

この世の中は曖昧なものですから
マイナスを認識しプラスに気付いてるからといって何が変わるものではないのかもしれない
そもそもプラスとマイナスの概念も勝手に人間が仮定したもの
勝ち負けという概念も、意識をどのように持つかや、その基準をどのように設定するかや、又はそのベクトルによっていくらでも反転するし、その境界線はとても曖昧なものであるのだろう

了 URL 2007/01/05(Fri)14:11:45 ＥＤＩＴ

Re:曖昧な認識

>この世の中は曖昧なものですから
>マイナスを認識しプラスに気付いてるからといって何が変わるものではないのかもしれない
>そもそもプラスとマイナスの概念も勝手に人間が仮定したもの
>勝ち負けという概念も、意識をどのように持つかや、その基準をどのように設定するかや、又はそのベクトルによっていくらでも反転するし、その境界線はとても曖昧なものであるのだろう

2007/01/05 14:26

ＣＯＭＭＥＮＴ　ＦＯＲＭ